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ちょっとくるしい語呂あわせ

みなさん、ラーメン屋さんで出されたおしぼりの袋によると、昨日の10月29日は「おしぼりの日」だったらしいですよ! 2月14日「ニボシの日」に匹敵する語呂系記念日・・
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by teneacco | 2008-10-30 02:05

うえのの一日

c0163838_2322897.jpg昨日、まるで夏がぶり返したようなどしゃ降りの中、国立博物館で開催中の「大琳派展」を見にいきました。尾形光琳ファンにはうれしい展示品がいっぱいで満足満足。こんなふうに作家でなく派でくくった展覧会や、前回の「巨匠対決!展」みたいな企画って苦言も多いようですが、偉大な作品というものが個人の才能からポンと生まれたんじゃなく、同時代作家の影響やその時のムーブメントが深く関わってることがよく理解できて、私はとても面白いです。
光琳が蒔絵硯箱のために描き散らした下絵の展示にジーンとしました。シカをかわいく描くために何度も何度も描線がなおしてありました。
しかし丸一日よく降ったなあ。本当はこれを見たあと科学博物館で「菌の世界(もやしもん)展」見るはずでしたが、疲れ果ててムリでした。一日一展が限度・・。
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by teneacco | 2008-10-26 02:47

話芸の魅力

このあいだの日曜日のことですが、大好きなバンド・シネルパの山我さんが登場なさると聞いて、門前仲町のホールに「蛙の会」の発表会に行きました。蛙の会とは、「活弁」「街頭紙芝居」「語り」などを通じて話芸の研究・勉強をしている、マツダ映画社主催のグループです。c0163838_1424310.jpg

(失礼ながら)そんなに人もいないだろうと思ってのんびり行ってみると、なんと立ち見も出そうなにぎわい!すごい熱気です。紙芝居の発表と、無声映画に合わせて弁士が語る活動大冩真の発表とを交代交代にやっていました。いや〜こんなに面白い世界とは! 紙芝居もよかったのですが、私は初めて見る「活弁」に驚き、感動しました。

かつてはこのような「映像・弁士・楽器演奏」の組み合わせで映画が上映されていたんですね。知識としては知っていたのですが、実際目の当たりにすると、当時の人々がいかにワクワクしながら観たかが分かる気がしました。

生の人間が熱弁を振るっているんだから、ライブ的盛り上がりは必然だったでしょうね。紙芝居も「訓練された人間が目の前でなんかやる」という濃密な時間に吸い付けられました。話芸の力ってすごいなあ・・。この日の感想は、会場で隣に座らせてもらった知りあいの方がつぶやいた一言「地味〜な世界が光り輝いている!」に集約されます。派手で輝かないものが多い中、なんと貴重な・・。

江戸の昔ヴェニスばりに水運が発達していたここ深川界隈も、今は大きなビルと高速道路に囲まれた街ですが、路地を入ればそこかしこに情緒が息をひそめてたたずんでいます。景観保護された観光地的な場所よりも、生きてる感じがして面白い。今度は散策目的で来てみようと思います。来年の「蛙の会」の発表も絶対行きたい!
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by teneacco | 2008-10-25 02:37

ソロ演奏会でした。聴いてくださった皆さまありがとう!

本日西荻のあるスポーツ施設で、アコーディオンのソロ演奏会をさせていただきました(会場への予約でほぼ満席でしたので、ここでは宣伝しませんでした。すみません)。アコーディオンをはじめてから十何年、大事に演奏し続けてきたヨーロッパの古い曲やブラジルの曲、アメリカの曲、日本の童謡など演奏しました。来てくださった皆さんの「真剣に聴いてくれてる」ムードのおかげで、私も緊張することなく自分の出す音に集中できました。もっともっと、楽器にうまく気持ちが乗っけられるようにがんばりたいと思います。ありがとうございました!
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by teneacco | 2008-10-19 00:59

ドキュメンタリー映画『オオカミの護符』

c0163838_1022620.jpg(前記事のつづきです)家に戻り、板橋の古民家で見かけた黒犬の絵のおふだに書いてあった「大口真神」「御岳山」という文字をヒントに調べていたら、なんと今現在「ポレポレ東中野」で、まさにこのおふだの謎を追った『オオカミの護符』というドキュメンタリー映画が公開中だというのです!(朝10時半からの1回上映のみ) さいわい翌日何も用事がなかったのでさっそく観に行きました。この映画は、神奈川の土橋という土地に住むある女性が、蔵に何度も貼り直された跡のあるこのおふだに興味を持って来し方を追うというスタイルで、日本の「オオカミ信仰」「山岳信仰」が語られていくドキュメンタリーです。

今や真新しい家々が並ぶ住宅地である土橋に、じつは根強く浸透している「御岳講」。地域の公民館に地区ごとに集まり、その年の御岳山への代参者をくじ引きで決め、数名の代参者で御岳山にあたらしい護符を授かりに行くのです(講中と呼ばれる)。かつては神奈川の土橋から御岳山まで歩いて参詣するならわしだったとか。着くまで二泊くらいかかりそう・・。

着くと決まった宿に泊まり、お祓いを受けて参詣し、土橋の御岳講全世帯分のおふだを授かります。その後「なおらい(なおりあい)」といういわゆる飲み会が行われ、みなさん実に達成感のあるいい笑顔で帰途につくのです。

このおふだの黒犬のような生き物について調べはじめた女性は、ある御岳講のお宅の神棚に古くから奉られている「骨」に行き当たります。これが今や絶滅した「ニホンオオカミ」の頭骨でした。つまり「大口真神」とは「ニホンオオカミ」のことなのです。このあと、他の土地にもオオカミ信仰がないか、各地のおふだのデザインから調べはじめ、カメラは秩父「三峰山」に向かいます。

この地にあるおふだは、いまにも消えてしまいそうな薄い刷り。それもそのはず村の長老格のおじいさんが摩耗しきった古い版木を使い、いまだにバレンで一枚一枚手刷りで作っているのです。映画の後半は秩父のオオカミ信仰、ひいては山岳信仰にスポットを当てます。

山を望む家々の人は、山に向かって「おやまさま・・」と手を合わせます。願い事をする訳でもなく、ただなんとなく山に目がいったとき「おやまさま・・」と拝む。うまくいえないのですが、なんだか宗教とも信仰ともいえない不思議なものを感じました。このシーンがいちばん胸に響きました。

かつてその山には「神領民」と呼ばれる農民が住んでいて、そのあかしとして藁葺き屋根のてっぺんに、神社のような梁を乗せていました。夜中、オオカミが出産するときにあげる独特の鳴き声を聞くと、神主さんや神領民で出産された場所を見つけだし、そこにお酒をふりかけた赤飯をおそなえしてきたといいます。そうすれば「イノシシやシカに農作物を荒らされない」

オオカミ信仰とは、農作物を荒らす動物を食べてくれる肉食獣であるオオカミを崇めることで豊作を祈るという、農民の信仰のことだったのです。

観ていて思ったのですが、山岳信仰の人たちは、やたらと山の中の神社にお供えものをする。炊いた雑穀であったり魚であったり。それもだいたい冬の季節。このお供えものはきっと山の動物に食べられます。エサの少なくなる冬にそういう行事が多いのも、なにかの道理があるのでしょう。農作物を荒らすイノシシ憎し、シカ憎しといっても、イノシシやシカを居なくしてしまっては、山がうまくいかなくなるということをふまえたうえでの山岳信仰、「おやまさま」というのは、山を舞台にした木も草も虫も鳥も含めたサイクルに対する畏敬の気持ちの総称なのだと思いました。

ドキュメンタリーの締めくくりは、土橋のその女性の家に戻ります。新年があけ、こんどは御岳山から宿主さんが講の各家々をまわって祝詞をあげて歩くのです。生き物の世界の微妙なバランスのように、地域・講中・山・神社・宿が互いに必要としあい、支えあいながら廻っている。これから時代が進んで、どれかがどれかを必要とも思わなくなったとき、この長いこと廻り続けてきたわっかが一気に崩れるのでしょう。

私は、土地の神社や地域の活動に参加してみたいなと思いました。決められた日にちや時間をとられるのは、慣れてないものにとってはやっぱり面倒だと感じてしまうのですが・・面倒の向こう側に、こんなに面白くて深いものがあるならば!
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by teneacco | 2008-10-17 11:42

板橋と光学と豆とおふだ!

秋うらら、お天気もよいので自転車で板橋の方まで走りました。けっこうアップダウンが多くて大変でしたが、なんだか電車で行くより近く感じます。時間は倍くらいかかってますが。
板橋を目指したのは、この展示を見たかったから!
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タイトルだけでそそられる「板橋と光学」展。なんでもこの地には軍事工場がたくさんあり、その技術者たちが双眼鏡や天体望遠鏡やカメラを製造しはじめたのだそうです。かつての板橋は、日本の一大光学タウンとして栄えたということでした。そんなに広くない展示スペースに、映画用の巨大映写機や古いカメラ、望遠鏡などがギューギューにつめて並べてあり、徳川慶喜の写した写真や、ゼンザブロニカの開発物語などのパネル展示も充実しており、ひたすらペダルをこいだかいがありました。

つらつら展示物をみてたら、あるものに目がくぎづけに!・・ガラスケースの中、いろいろなサイズのレンズとともに「レンズ豆」が展示してあるのです!ここでも豆!?シャレを効かせた展示ってこと? いえ、そうではありませんでした。なんと「レンズ」という名前の由来は「レンズ豆に似てるから」なんだそうです。この豆のほうが語源なのです。わたしゃ今の今まで「レンズに似てる豆だから“レンズ豆”」だとばかり思ってた。あーここ半年でいちばん驚いた事実!(「板橋と光学」パンフにもレンズ豆の写真と解説、料理法まで紹介されていました)

そんな文字通り豆知識を手に入れ、満足して外に出ると、板橋地区の古い民家が移築展示されていました。その古民家の入り口に貼ってあったこの黒犬の絵のおふだ・・
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このおふだのことをなんとなく気にしながら帰ってきたのです。そして、その日の夜にあるドキュメンタリー映画のことを知り、翌日観に行って豆知識どころではないすごい事実を知ることとなりました! この図は黒犬じゃなくって「ニホンオオカミ」だったのです!つづく・・
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by teneacco | 2008-10-16 23:30

園芸4コマ

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           あかくふくらんだフサから
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           きいろいスカートが出てきましたよ
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           5枚はぎのかわいいフレアスカート
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           でも足は毛むくじゃら
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by teneacco | 2008-10-15 23:43

夜の木 ご来場ありがとうございました!

先日開催されたイベント「夜の木」、皆様のおかげで盛況のうちに終えることが出来ました。ありがとうございました! 弦やアナログシンセと合わせること自体初めてでしたし、バイオリン/チェロの波多野さんの作る楽曲も、いままで触れたことのない音楽の世界でした。はじめは、自分が持ちあわせていないセンスをどうカバーしていけばよいのかひどく不安だったのですが、波多野さんは根気強く、わかりやすい言葉やたとえ話に置き換えながら道案内してくれました。当日までは必死でしたが、終わった今となってみると、初めての打ち合わせから音合わせ、リハーサル、本番に至るまで、とても貴重な体験をしたのだと改めて思います。波多野さんとは11月にも渋谷のライブハウスでご一緒する予定。こんどはどんな音の料理ができるのかな。近くなりましたら告知を載せます。
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ほんとにウロコみたいに透き通ったウロコ雲。きれいだな。今夜は満月だそうな。
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by teneacco | 2008-10-15 23:26

明日夜の木の下で

わたくしてぬおは、明日土曜日「hatano atsuko trio」の一員として、東京オペラシティー内 近江楽堂でのイベント「夜の木」で演奏いたします(サイト)。天井が丸く4方向に膨らんだこの楽堂は、日原鍾乳洞もビックリの長い残響音が特徴のホール。そこで弾くアコーディオンの音色はどんな感じなんだろう、天井に伸びてった音はどんなふうに尾を残すのだろう、弦やシンセの音と溶け合ったときにどんな色合いを見せてくれるのだろう・・と、緊張とともにワクワクしている私です。当日のお席もございます。是非ぜひお越し下さい! 
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写真は、リハーサルで使っていた公共施設系スタジオの中にあった「のみもの置き場」。この下町のスタジオ、なんかあちらこちらに細かく手作りの備品が配置されてていい感じです。
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by teneacco | 2008-10-10 21:58

きらきらふわふわ神代植物公園

土曜日、東京は朝からきれいに晴れ上がり、窓から入る風がお出かけセヨセヨと誘うようでした。で、久しぶりに神代植物公園へ。みのりの季節だなあと思いながら来てみれば、特設テントで「植物園でひろった木の実博物館」なる展示がされていました。これが壮観! いったい何種類あるんだろ・・。
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ため息ながらにいろんな木の実を眺めていたら、係員のおじさんが「きれいなどんぐりあげようか?」と、机の下から小さいタッパーを取り出して、中から展示物よりずいぶん色の濃いシリブカガシをひとつ取り出しました。「きれいな」と表現するにはフツーっぽい実だなぁなんて思っていたら、おじさんはそれをちり紙にくるんでキュッキュと磨きはじめたのです。「はい、手を出して」と言われて受け取ったそのどんぐりは、なんとガラスででも出来ているかのようにピッカピカに変身していました!
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このシリブカガシのどんぐりを採取したのは1月の終わり、木から落下した直後の実をすぐ拾い、冷蔵庫に保管しておいたものなのだそうです。落ちて時間が経ったり陽に当たったり湿気に触れたりすると、ツヤが消えて磨いてももう光らないのだそうです。

宝石ひと粒もらった気持ちでウキウキと木立を抜け、公園中ほどの芝生広場に出ると、そこにはススキに似た巨大な植物「パンパスグラス」が金色の穂をなびかせていました。
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このパンパスグラスの前では、おばさん2人がちいさな言い争い・・。
「わあ!キラキラしてるわねえ!」
「キラキラ・・? ふわふわじゃないの?」
「キラキラよー!これ。ほら、このへんから見ると」
「これをキラキラって表現はおかしいわよ。どう見たってふわふわでしょ!」
「ふわふわはもっと違う感じじゃない!?」
「いや、ふわふわってまさにこんな感じのことをいうのよ!」

・・・わたしは断じて「ほさほさ」だと思います!
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by teneacco | 2008-10-05 23:37