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夢にまで見た正月

あけましておめでとうございます!!  
今年は私、新年早々ついてます。幼少の頃からの夢であった[雪の降っている元旦]を体験できましたからね! 宮崎出身のわたくし、雪へのあこがれは並大抵のものではないのです・・。
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今年は実家の名古屋に帰る前に、新潟の糸魚川というところに寄りました。30日に松本から大糸線というのに乗り換えて、日本アルプスの横をすりぬけながら、トコトコ3時間日本海に向けて走ります。
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南小谷という駅までは二輛編成の電車です。乗り込むとこんな垂れ幕が。駅に停まるごとに、この幕の向こうに置いてある荷物や封筒が、ホームで待っている人に渡るのです。そのたびに「今年もお世話になったのう」「良いお年をのう」と声を掛け合います。
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   各駅にちいさなかわいい除雪車。かわいいのは小ささだけではありません・・・
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         スピード表示がウサギとカメ! 
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ちょうど一時間乗ったところで南小谷駅到着。駅前の「おみやげ・おにぎり・菓子・文具」と看板が出ている小さな商店に入って、おせんべいやらチョコレートを購入、ついでに東京で見かけたことのないすてきなノートを買いました。「しろぶんちょう」!
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さて、そこから2時間乗って糸魚川駅に着きました。翡翠の名産地として名前を知ってるくらいでしたが、ここ糸魚川、ものすごくハートにグッとくる味わい深い町でした。
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無責任な発言で申し訳ないのですが・・ギリギリの感じで奇跡的にキープされているのです。さびれた町ではないのです。どういう加減か、つまんないチェーン店が流入しないまま、個人商店が個人的に発展している町。散策していてとにかく楽しいのです。時間を忘れてさまよいました。
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すっかり暗くなったので、宿のある駅まで大糸線でひとつ戻ります。来るときも変だなーと思っていたのですが、この線やけに鉄ちゃんが多い。車内やら外見を熱心に撮る鉄ちゃんのあまりの多さに、ただのスキー客までつられて携帯で撮影しはじめる始末。あとで理由がわかりましたが、この線の「キハ52型」という古い車両が、3月で使われなくなるのだとか。

冬の日本海といったら寒そうですが、実は到着した日は気抜けするほど暖かかったのです。夜になってぬるい雨が降り出したなーと思ったら、翌日の大晦日、信じられない光景が!!
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猛吹雪ですよー!土地の人の苦労をよそに狂喜した私・・。しかしすでに6、70㎝は積雪しているのに、道路や家々の前にはぜんぜん雪がないのです。雪かきの人影もないのになぜ?? 
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なんと、道路のセンターラインや私道に埋め込まれた小さなスプリンクラーから、温泉のお湯がチューチュー出て雪を溶かしているのです! さすがフォッサマグナなお土地柄!

さすがに難儀しながら駅まで走り、また松本まで戻って信濃号で名古屋まで。ちょっと進んだだけで雪はまったく姿を消しました。この段階で雪のお正月をあきらめた私ですが、なんと、着いた頃から名古屋でも雪がチラつき始め、なんとなんと、夢にまで見た雪景色の元旦を体験することができました! 名古屋でも42年ぶりのことなのだとか。
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もちろんおせちのあと早々に外に飛び出し、一人もくもくと雪だるま制作。いい年した嫁の謎の行動が皆の目にどう写ったか、今頃になって若干心配な私です・・。
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ともあれ大きな喜びではじまった2010年、楽しんで過ごそうと思います。
どうかみなさまにとっても良い一年でありますように!!
by teneacco | 2010-01-03 19:39


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